2019年03月23日

断捨離と終活


昨日、厚生労働省 社会・援護局 援護・業務課 調査資料室 資料第二班 宛に、旧軍人軍属の個人情報開示申請書を送った。

事の経緯は、断捨離と終活である。平成23年10月に開業して以来、約7年5カ月が経過したが、開業2年目頃から書類が溜まりだし、思い切って整理しないと五味屋敷になりかねない状況となってしまったのである。

大事な資料は、スキャンして電子情報化して、それ以外の紙資料は思い切って捨て去った。特に多いのは、裁判関係の資料で、相手方の提出資料もあるので、大変なものである。折角であるので、生活用品についても整理したのであるが、ばらばらの写真やアルバムの中から、私が2歳2カ月の時に戦死した実父の写真が発見できた。

昨年急死した妻からは、この写真が見たいと何度も言われていたのであるが、非常に残念で後悔が残る。

戦艦の写真や各種の賞状と一緒に数枚の父が写った写真が出てきたのだから、妻の希望を聞いた時に探せば見付かったものと思われる。

父については、小笠原諸島方面で戦死したこと以外は、どんな状況で戦死したのかは皆目分からない。敵弾に当って即死したのか、爆死したのか、乗船していた戦艦が沈没して数時間も大海を遊泳した後、力尽きて海に沈んだのか、全く分からないのである。いずれにしても悲惨な最後であったことは想像に難くない。

特に、最後のケースだと、遊泳中、愛する新妻と2歳の長男のことを考え、死ぬにも死に切れない思いであったものと心が痛む。

父への想いと戦争の悲惨さを思い、私は、父の分まで健康で長生きしてやろうという思いが強く、何があっても戦争は二度と起こしてはならないという思いが強い。

考えてみれば、父の実家の跡取りは、私より9歳も上で、母は、7年半前になくなっているのだから、父を偲び供養できるのは、私しかいないのである。

そこで私が知りたいのは、乗船していた戦艦の名称と、乗船期間、及び戦没の状況である。後者については、詳しくは分からないかもしれないが、唯一の情報は入手すべきであると考えて上記の書類を提出した。担当者は親切で、提出した戸籍謄本等も回答書と一緒に返してくれるそうで、返信用封筒も不要とのこと。

同じ厚生労働省でありながら、私の対応先とはまるで正反対の対応である。私の対応先も、素直に、謙虚に、真摯に対応してくれるよう切に願う。
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2018年12月31日

お世話になりました 良い年をお迎えください


障害年金支分権消滅時効問題については、鋭意努力中であるが、今年も目に見える成果を上げることはできなかった。

近く、行審法新法が適用になる事案で、弁護士の先生と共同受任の事件を提訴する。国賠による損害賠償請求であるが、比較的勝ちやすい要素を持った事案であるので、来年こそは、早い時期に朗報をもたらす決意である。

ブログについては、定期訪問者が増えているのかどうかは分からないが、訪問者の数は安定的に増えてきている。有難いことである。

なぜか、本年3月17日(土)アップの「「独自の見解・解釈」に対する反論について」が、常に上位に来ており、どのような立場の方が読まれているのか、非常に興味深いことである。

この内容の概要は、障害年金支分権消滅時効問題について、国の内部の関係者3名が私の見解に賛同していることを紹介し、N大学教授、年金マスターの資格を持った友人のR.H社労士が、私の考え方、活動に全面的に支援してくださっていることを簡記している。

また、朝日新聞の「私の視点」のデスクが、私の投稿を目に留めてくれ、高い競争率の中、採用されたわけだが、担当者とのやり取りでは、勿論、国の運用に疑問をも持っていることも確認できた。

来年も、このような常に読まれる記事をアップできるかどうかは分からないが、精一杯の努力はしますので、宜しくお願いします。

ご声援ありがとうございました。それでは、hi-szk様を含め、皆様、良いお年をお迎えください。

posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 21:18| Comment(0) | 16 ふりかえり

2015年12月31日

どこが違うのか


昨年初めて、「1年をふりかえって」と題して大晦日に号外をアップした。もう忘れてしまったが、余りにも色々なことがあり、書かずにはおられなかったのではないかと思う。今年も消滅時効問題中心の1年であった。いよいよ、受任事件では、メイさんの事件が最初の最高裁への挑戦となる。

最高裁で議論して負けることはないが、数字的には、約97% が受理さえされないのであるから油断できない。この案件は、受理されるべき内容であるが、念には念を入れて、上告受理申立てと、上告の両方をしている。この事件では、お二人の弁護士の先生と一緒に争っている。

もう一つ消滅時効問題について、弁護士の先生と一緒に国と争っている事件があり、こちらは、控訴理由書の提出期限が来月の4日になっている。鋭意努力して、期日に間に合わせようとしているが、この先生は、裁判所との心証の関係で、自分は4日までに出すが、私の書類は、無理しなくても、後から準備書面でも構わないと言われる。従って、今月中には、私のところへ(案)を送ってくださるとのことで昨夜届いた。

その手もあるのだが、国は色々とうんざりするほどの屁理屈を言ってくるので、私としては、控訴理由書はそれはそれで精一杯の主張をしておいて、国の屁理屈に対しては、準備書面で十分な対抗をしたく思っている。

表題は、私と弁護士の先生との違いのことである。現在弁護士の先生と一緒に消滅時効問題を係争中の案件は、減ってきており、このお三人だけとなったが、私と考え方が近い筈のこの先生方でも、私の境地及び基本権の発生時期や発生要件等の根本部分の認識においてはなお隔たりがある。

私は、最高裁で議論すれば、負ける訳がないと思っており、本来、高裁でも、地裁でも説得可能(勝てる筈)と思っている。ところが、弁護士の先生方は、この問題は、下級裁判所で判断できる問題ではないとお考えのようである。この違いは大きく、その隔たりの起った第一の原因は、問題全体の認識の違いと、提出する書証の利用の仕方の認識の違いだと思っている。

次の違いは、この問題に割ける時間の長さの差である。私は、業務の7割から8割をこの問題に当てており、四六時中この問題を考えている。ところが、弁護士の先生は、他の色々な事件を処理しなければならず、かつ、忙しいのでこの問題に集中して考えられる時間は限定されるのだ。そのこともあり、社会保険法、特に年金法に関して精通している弁護士の先生は、全国でも少なく、基本権の発生要件や発生時期等については、誤解してみえる部分がある。しかし、本案の中心は、年金法の解釈の問題であるので、これでは勝てない。

今一つは、経済性である。現在一緒に争っていただいている先生方は、いずれも、採算度外視で受けていただいているのだが、一般的には、このような難しい案件で、かつ、決着までに長時間を要する事件を、事務所を設けている以上、採算度外視でやれるものではない。

私でも、同様であるが、幸い私は、老齢厚生年金等をいただいている。皮肉なことに、世話になっている厚労省に対しては、その年金を元手にして、法改正等を迫っていることになるのだから、おかしな縁である。

しかし、私とて、根拠なしに、このような仕事は続けられない。相手のあることだから、お客様に対しては、請負契約のような約束をできる筈もなく、受任に際して、奪還を確約できる筈もないのだが、私の心の中では、これが認められないようでは、最早、我が国は、法治国家とは言えない、というくらいに強い気持ちがある。

長くかかったが、来年は花咲き、実のなる年になるものと確信している。今年も大掃除はできそうにない。せめて、年度末までには、何とかしなければ!? 1年間お世話になりました。それでは、よいお年を!!
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 10:40| Comment(0) | 16 ふりかえり