2022年12月03日

公的年金時効問題 予備的請求を実施


現在 大阪地裁での 障害厚生年金 支分権消滅時効の訴訟で 被告国の主張の矛盾や 不合理について求釈明を行うとともに もっと分かり易くするため 予備的請求を 実施する予定である

端的に言うと 被告国の主張は本来 ありえない 主張である

遡及請求が 認められた場合の 5年間遡及分の 初回の支払いについては 本来 厚生年金法第36条 3項 ただし書 が適用されるところ 被告国は 同条3項 本文所定の各支払期月が正しい支払期月であると主張する

理由は割愛するが 主に4つの理由から そんなことはありえないのであるが それが誤りであることを 明確にするため 今回は予備的請求をすることにした

予備的請求というのは 主請求が 認められなかった場合に 予備的に請求する内容であり 本件について 具体的にいえば 主請求が 認められなかった場合は 国が主張する 各支払期月の翌月の初日から その支払いの前日までに ついて 遅延損害金を請求するのである

この予備的請求は 主請求とは 真逆の根拠に基づくものであるが ほとんどの裁判所が 屁理屈をつけて 主請求を棄却しているのであるから これに抗議するため あえて 真逆の主張に 基づき 請求するのである

被告国の主張に従えば どのようになるかを 分かり易くするためである

この訴訟については 訴訟物の額は 約2200万円 と大きく 期間が長いので 5年間分 を計算すると数百万円になる

一般的に言えば 請求期間は 最高5年間分から 最低1カ月分又は2カ月分となるが 本件では最高20年10カ月間分から 最低4年11カ月分となる

このおかしな国の主張に 裁判所までが 味方するような 判決がほとんどであるので 意地悪なようであるか このような戦術を用いる

このような 予備的請求 が 認められるとは思っていないが 仮に認められてしまえば 私が受任して今まで 争ってきた 何十件という事件について 未だ消滅時効は 成立していないので 相当長期間になることもあり 嫌がらせ効果は大きいので その請求を決意している
タグ:予備的請求
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2022年10月01日

訴訟救助の申立て


ある意味 障害年金支分権消滅時効の問題については 私よりも先輩に当る 井原毅士生様の 事件について 以前最高裁まで争っているので これで終わりかと思っていたところ 処分取消しの 再審査請求が 社会保険審査会において 受理されたことに 契機を見出し 審査会では 結果 棄却されたのであるが ご本人の たっての希望で 処分一部取消しを請求し 裁判のやり直しをすることとなった

この方は 郷原総合コンプライアンス法律事務所に 第一審を 委任したので その時の着手金が 約120万もかかっている

この方は 裁定通知書を受理した当初から 関係すると思われる あらゆる機関等に対して 質問したり抗議をしたりしてみえる信念のある方であるので 私も 共感をもって 今回のやり直し裁判については 勝てた時だけ 遡及して 着手金等を頂くことにした

訴訟物(訴額)が高額であるので 裁判所の手数料にあたる収入印紙代だけでも 第一審で 89000円 を必要とする 高裁においては その1.5倍 最高裁においては 2倍の 手数料を納める必要がある

不安が多いのか 提訴日を大安と希望する人が多いので 9月23日(金)で 書類が作ってあったのだが ご本人が あらかじめ 大阪地方裁判所に 電話で確認したところ 堅い方が出られたのか 書類の作成日と同じ日に 提出してくれと言われたようである(被告国は これを遵守している)

通常 前後にずれても受付け印を押印し 裁判所が これを受理日とするので 書類の作成日は 少しくらいずれいても 何の問題もなく進むのであるが 今回の裁判所の回答は違っていた

当日 井原さんが 裁判所に持参したところ 収入印紙と予納郵券を持参するよう 打ち合わせ済みであったのだが たまたま 井原様は それらを しなかった

裁判所の 祝日の担当者は 収入印紙代等については後日 取扱うこととして 当日の受付日付印を 訴状の控えに押してくれた

現場から電話があり 私も代わって電話に出たのであるが この時 裁判所の 担当者の話から 当初頭に無かった 訴訟救助の申立てを思いついたのである

裁判をする権利と 資産のない方等が 裁判をする機会を 逸しないように 考えた末の施策と思われるが 収入も少なく 資産もないような所帯の原告は 民事訴訟法第82条の1項に基づき 訴訟救助の申立てができるのである

これには 勝訴の見込みを疎明する必要があるが 証明までは不要で疎明で足りるので これを通す自信は 私にはある

井原様は 祝日でなかったら 近くの郵便局で買ってきて納めていたかもしれない

偶然から このようなラッキーに遭遇したわけだが 最高裁は 無理としても 高裁までは 訴訟救助の 申立てで 進めていけるような感じだ

無償の受任とはいえ 私の主張内容は この件に関しては 全国どこの優秀な弁護士の主張よりも 劣っているとは 思えない

本件に関しては 最後の最後の 争いとなるので 担当裁判官が 原告の勝訴を出し易いような主張を 細心の注意をもって 現実する


posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 10:01| Comment(0) | 1 障害年金

2022年09月24日

日本年金学会総会での研究発表


随分先のことであるか 来年10月の 日本年金学会の総会で 研究発表をすることを決めた

タイトルは 「公的年金において 裁定前の時効消滅は許されるのか  〜許されるのは 老齢年金のみであることについて〜」 である

決めたと言っても 選考があるので 約6,000文字程度の要旨による 選考を経た後 確定する

発表は 30分 その後15分から20分間の コメンテーター及び 聴衆からの 質疑応答がある

これは PowerPoint 等で行われる その後 この内容が学会誌に論文として掲載されるが これは概ね 20,000文字ぐらいの 文字数制限がある

まずもって 選考の基準になる 要旨を作らなければならないが 手持ち資料は 約20,000文字くらいと40,000文字くらいの 論文草稿であるので これを 6,000文字の要旨に 纏めるのは なかなか困難を伴う

ページ数を増やす方法は 表現したい中身が豊富であるので容易であるが 重要なことを漏らさず 文字数を削っていく方がかなり困難で 難しい

これが出来上がると 発表用の PowerPointを作らなければならない

学会誌に掲載する論文については 既にほぼ 草案が 纏まっており 加えて 有識者である コメンテーターの 指導を受けるので これは一番楽である

ポイントは 要旨の作成であるので しばらくの間は これに全力投球をする
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 10:31| Comment(0) | 1 障害年金