2014年05月31日

偶然と必然を共有する情報伝達の動き

 私のグログは、今のところ年金時効問題が軸になっているせいか、訪問者数は、先月までは98人/日が最高で、100人/日を超えたことがなかった。ところが、今月は、下旬だけでも100人/日を超える日が3日もあった。なぜかをそれなりに考えてみると、先月23日(水)に日本法令の「年金相談第6号」が発売され、私は「特集2」で9ページの寄稿をしている。その内容は本邦初公開である。そして5月19日(月)には、名古屋高裁の判決が最高裁第二法廷で確定しており、私はそれを同月21日(水)に知った。

 5月28日(水)、長いお付き合いのある名古屋の法律事務所のゴルフコンペに参加していたところ、共同通信社の厚生労働省記者クラブ所属のT.M記者から判決確定に関する電話が入った。この情報をどこで知ったのかをお聴きしたところ、省内の職員が話しているという。

 その筋の者からの話なのか、単なるうわさ話かは分からなかったが、判決が確定した事実は把握している感じだ。この記者とは、2日間にわたり電話で話したり、資料を3点ほど送ったりしたところ、翌日の電話では、取り敢えず、「判決の確定したこと」を小さく報道し、「1週間ほど後に、詳しく報道したい」との意向を聴いた。その頃には、厚生労働省の方針も決まっているだろうとの憶測の下での予定である。

 この時点での厚生労働省の考え方は、この最高裁の判断は、「個別事件」ということのようであった。

 この問題を今後どうすべきかは、衆議を集めて議論することで、比較的簡単に決められる。しかし、43年間以上間違って行われてきてしまった分をどのように取扱うかは極めて困難な問題である。我も我もと請求者が出てきてしまったら、収集がつかなくなるし、財源の問題も大きい。

 私の私案として、大まかな整理方法は、「年金相談第6号」に書いたが、果たして厚生労働省がどのように考え、どのような方策を明らかにするのか、お手並み拝見というところだ。

 私は、もう2年以上前に、この事態を想定し、国に対して対策を考えておくべきだと警告を発しているが、今になってドタバタしているようでは、お役人仕事の無責任体質は、依然として変わっていないことになる。

 一昨日、石川県のM.M氏から電話をいただいた。私のグログでは、統合失調症のような、自分が傷病・障害状態と認識すらない人のことを強調しているので、自分のような精神の障害に該当しない場合も請求できるのかどうかの確認の電話であった。この場合、補充要素がなくなるだけのことで、基本的には、私は「国の法解釈誤りを指摘している」ので、請求は可能である旨お伝えした。それでも、補充材料が見付かるかもしれないので、基本情報を記入した相談シートを送ってもらった。

 この方の話では、5月28日(水)に共同ニュースで「最高裁が国の上告受理申立てを不受理 名古屋高裁の判決が確定」の旨のニュースを見たそうだ。残念ながら、私は「共同ニュース」が何であるかも分からないが、この日のニュースになっていたということは、私がスマホでの転送電話を受けていたその日のニュース報道されていたことになる。T.M記者からは、たぶん、翌日の朝刊当り!?とお聴きしていたが、動きが速い。

 M.M氏は、前々から私のブログの定期訪問者であったとのことで、上記の疑問をお持ちのまま、最高裁での行方を見守ってみえたのかもしれない。ほかにも、最高裁の行方を見守ってみえる方は沢山おみえになり、実際の行動は最高裁の判断が出てからするとお聴きしている方もみえる。

 色々考えてみると、この情報の流れと、関係者の選択・意思表示との関係には、不思議なものがあり、偶然と必然を共有しているように思えてならない。実に面白い!!
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 18:23| Comment(0) | 13 社会・仕組み
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: