2〜3日前、月刊「ビジネスガイド」別冊3月号SRを読んでいて、人事コンサルタント・社労士の松下直子先生の文章に接した。ご自分の感じ方を述べられた後、「(自分を棚に上げて、自戒も込めて・・・)」と書かれていたのである。私はこの先生のご講演を一度もお聴きしたことはなく、勿論、先生が私を知る由もないのだが、この一言から、ご自分には厳しい方だと想像できる。たぶん、名前のごとく素直な方だと好感が持てた。
この手の記事だと、プロフィール欄には、なぜか、「大手一部上場企業の人事部で・・・」とか書かれる方がほとんどであるが、先生は、「・・・、江崎グリコ(株)入社。・・・」と単刀直入に書かれている。分かり易くすっきりしている。私は、持って回ったような、要らぬことを想像させるような表現は好まない。先生は、人事・労務のプロ中のプロで、高齢な新米社労士がその謦咳に接する機会はないものと思うが、このような方が社労士として活躍している姿を見ると、「私も社労士になって良かった」と思う気持ちがより強いものになる。
この記事の内容自体も、共感の持てる内容で、サラリーマン時代、人事・労務経験ゼロの私が読んでも、道理の適った合理的な考え方であると納得した。たぶん、私も先生の著してみえる書籍を読ませていただいており、有名な先生だから、かねてお名前は存じ上げていたが、こういう雑誌の記事を拝見すると近親感を覚える。
どんな書籍を出されているか調べさせていただき、タイトルから勝手に中味を想像して、近く2〜3冊の著書を拝読させていただこうかと思っている。
今日は、成年後見人養成講座の第4回目である。昨日からの雪が、今朝どうなっているか心配であったが、雨に変わっており車で出掛けられそうで一安心している。この地方で2週連続の降雪は珍しく、そのことによりこの研修がより印象的なものになっている。
この講義の中でも相続の講義はあるのだが、最近、相続の相談を受ける機会が増えている。この問題が、兄弟姉妹、特に配偶者との関係を含めて、弁護士を入れて骨肉相食むような決定的対立に発展する現実を目の当たりにして、日ごろの相互理解の大切さを痛感している。
私に相談して来る人は、旧友か、愛家連関係の人に限定され、また、私が具体的な措置まではできないので、無料相談としているが、世間での問題事例の多さと、問題の重要性を再認識している。問題の核心は理解不足のことが多い。被相続人といわゆる跡継ぎとの関係、相続人及びその配偶者相互の理解度である。
遺産分割は、法定相続分が基準ですが、全員が合意すれば、その内容は自由に決められる。最も実態に合った遺産分割協議書を作れば良いのです。法定相続分に拘っていると決して良い方向には進みません。自主的に実態に合わせ合理的に相続されることを期待します。しかし、成年後見人等代理人は、本人の不利になるような行為はできません。ここでは、その話は別にして、行為能力のある皆様に対するメッセージを送っています。常日頃のコミュニケーションでお互いに分かりあい、円満に事を勧めている当事者もおられるので、このサイトの訪問者の方には、日ごろの親族とのお付き合いを大事にされ、心豊かな人生を楽しんでいただきたい。
2014年02月15日
ちょっとした一言
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 00:00| Comment(0)
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