2014年01月18日

成年後見人養成講座の受講

 来週の土曜日(25日)から、毎週5回連続で、愛知・三重2県合同の標記研修が始まる。10時から17時までの研修で、いつもながら出席重視で、15分以上遅刻すると、出席と認められないという。終りの方では確認試験を行うというのだから、特別の事情のある人には、これとの併用認定を設ければよいがと勝手に思うのだが、事務局は大変になるのであろう。紛争解決手続き代理業務試験の研修では、連合会に電話確認したところ、親が死んでも、規定の遅刻等があれば、その年の受験はできないとのことだった。この研修も同じなのだろうか!?

 100人募集に対して、名簿を見ると、83名の参加者である。同じ支部の仲間の社労士も参加するが、定員オーバーの場合、早い者順ではなく、抽選とのことで、心配していた人もいたが、私は、業務内容が身上監護を伴うようなケースも珍しくないので、ベテラン社労士は積極的な人が少ないのではないかと踏んでいた。社労士会でも埼玉県等は早くから取り組み、相当の成果を上げているようだが、愛知、三重では、たぶん100人は切るものと楽観していた。

 私には、既に依頼希望者がおみえになるので、もし抽選に洩れた場合、任意後見の方法でも検討しなければならない状況であったが、一安心している。私は、既に業務としてではないが、法定後見人として、4年間ほどの経験があるので、大まかな内容は分かっているが、これを業務として引き受けるとなると、色々大変な難問が発生してくるものと予想している。

 私の依頼者は、統合失調症を患う娘さんのお母さんだが、居住地に近いある団体に出向いたところ、対応が悪かったので、頼む気がしなかったと言ってみえる。そういう所は、多くの方が同じ感想を持ってみえ、その時、「あそかは駄目だよ!?」という言葉を多く耳にした。ご本人には、近くに住んでいるお姉さんがみえるが、余り寄り付かないので、この娘さんのことが心配で仕方ないとおっしゃる。

 要するに、自分が亡くなった後のことを心配してみえるのである。この方は、私より若く、女性であるので、私の方が早く逝ってしまうかもしれないが、私を信用してくださり、頼りにしてくださっているので、期待に応えようと思っている。少し先には、相続や遺言の話も出てくるだろう。実際には、ご主人も健在で、第二就職先で働いてみえるので、当面は杞憂の解消の効用の方が大きいが、お役に立てれば幸いと思っている。

 例えば、このようなケースで法定後見人を選任する場合、後見人選任上のお母さんの希望がどの程度配慮されるのか、とか、それでは、予め任意後見とした場合、受任者が少しでも料金を安くしてあげようと思った場合、どの程度の自由度があるのか等、今のところ分からないことばかりだ。

 幸い、2年3カ月の社労士経験では、全ての研修等で満足できる質問時間を設けていただいていたので、今回もそのような配慮があるものと期待している。

 話は、全く別になるが、この研修の前日には、以前紹介した、法的対応能力養成講座の第8回目が予定されている。この講座も楽しみが多く、あと2回で終わってしまうのが惜しい気がする。

 前回の講座の最後の方で、一部宿題に対する解説とコメントがあったのだが、昨年の9月28日(土)に紹介した、「考え方次第で大きな違い」については、先生も私と同じような感想を披露され、「やっぱりそうか」と変に納得してしまった。前回、主な違いについて述べたが、結果、先生は、それはそれでよい良いとはおっしゃった。

 訴状の作成の宿題の5件には、金額の大きなばらつき等の概要を書いたが、その内の代表例1件について、講師のコメントがあった。この1件を選ぶのに、先生は、「最近老眼が進んで来てとの理由で、文字の大きいことを選定基準に挙げられたが、緻密な先生がそんな理由で選ぶ訳がなく、適当な解説材料を含んだ事例を選んだものだ。実は私も先生と同じ作品を選んだのだが、作品が完璧過ぎても答弁書を作成し辛く、一応筋が通っていて、対応し易い作品を選んでいる。

 次回には、答弁書の解答例についてコメントがある筈だが、私は私なりに工夫して解答したので、コメント対象としてくださると有難いが、そうは上手く行かないだろうと、半ば諦めている。

 勉強は、苦労しながら、時間をかけるのがスキル向上の王道だと思わなければ、途中で挫けてしまう!! 
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 00:00| Comment(0) | 4 セミナー等
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