2013年03月16日

その道の第一人者

 私は、今月末で、社労士事務所を開業して丁度1年半になる。社労士会が用意した業務研修等も一通り終わり、これからは実務に専念できる時間も増えることと楽しみにしている。

 私は、地元の中小企業様のお役立ちを第一目標にしていたが、現状を眺めてみるとそのようには進んでいない。私の目指した自分にしかできない分野は、消費生活アドバイザーとしての知識や経験を生かした、顧問先の労働生産性の向上であり、従業員のヤル気の喚起であり、トラブル未然防止であり、また不幸にしてトラブルになってしまった場合の円満解決である。

 しかし、現実は個人のお客様からの私に対する需要が多く、障害年金の裁定請求、障害年金支分権の不支給部分の奪還請求関係の依頼が多い。何故か、遠方からの依頼が多いのが不思議だ。地元VS遠方、労務VS社会保険と、社労士の業務としては、目指す方向と全く反対の方向に進んでいる。

 私は、やるからにはと、前者の分野での第一人者を目指してきたのだが、目論見とは相当に違う方向に向かっている。しかし、考えてみれば、一芸に秀でる者になれば、どこかで、目指すところと繋がって来るようにも感じる。今や、弁護士の先生との遣り取り等から判断しても、障害年金支分権の消滅時効の問題に関する見識においては、第一人者と自認している。

 私の考え方も変化しており、後者の問題をライフワークとすべきではないのかと、初志が相当にぐらついてきている。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 12:24| Comment(0) | 11 所感
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