2012年04月10日

工事もやっぱり段取り次第

 久し振りに、先週の土曜日から本日まで、予ねて課題の工事を自ら実行しました。本日午前中は、定期健康診断の日でしたが、天候にも恵まれ順調に計画どおりに、出来栄えもよく完成しました。

 その一つは、階段の石組の上に並べてある大谷石の上に、10mm〜40mmのタンバ(安山岩)を張るものです。結論はこれが目的ですが、そのためには先ず、大谷石の要所要所をノミで削る必要があります。タンバの素材の厚さが均一でないのと、できるだけ堅強に仕上げるためです。階段等の石張りを依頼したプロには、大谷石は弱いので、この施工は勧められない、と工事を引き受けてもらえなかったものです。私は考えました。大谷石の中ほどにドリルで穴を明け、細めの鉄筋を90度に曲げて鉄筋のベースを作り、結束線で格子状に配筋しました。人が乗ったときにできるだけ大谷石の全体に加重が均等に分配されるように設計したのです。その両側面と、出っ張り部分の底をコンパネで囲み、厚さが50mm〜60mm程度になるようにセメントが多目のコンクリートを流し、適当な固さになった時にタンバを乗せて、大き目の玄能の柄で高さの調整をしました。出来上がりに満足し、数時間置きに如雨露で水をかけ、コンクリートの接着力を高めました。

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 今一つは、過日の親ばかの物置の前に設けた縁台です。この物置は、30cmほど高い所に設置したので、一番上の棚を利用するには、縁台のようなものが必要だったのです。脚には筋交いを入れ、物置のベースにしたブロックの穴を利用して、片方の脚を作らずに完成させました。作品には、シーラーを塗り、防水塗料で2回刷け塗りしました。これで直射日光にも負けない便利な台、兼ベンチが出来上がりました。縁は大きめの彫刻刀で削り、プロ顔負けの作品としました。これも私の寿命より長持ちすることでしょう。

 久し振りの肉体労働でしたが、計画どおりに進んだのは、事前の準備が万全であったからだと再認識しました。工事の場合の最大の準備は、必要な材料と、道具の調達ですが、大まかな設計図と共に全て事前に用意できました。また、プロの場合、限られた時間、期限の中で完成を要請されますが、自分の工事は、何時でも好きなときに事前準備ができ、後からでも補修できます。これが素人の最大の強みです。

 

posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 22:00| Comment(0) | 11 所感
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