2012年02月18日

自責の念

 責任の持てない管理者の話を時折耳にします。会社によっても管理者の置かれた立場は違いますが、管理者の受けとる給料の7割から8割以上は、責任に対して払われている、とよく言われます。それでは、責任の持てない管理者は、いわゆる給料泥棒に匹敵することになります。

 そのような管理者が、責任が持てるようにするには、どうしたら良いのでしょうか。これは難しい問題です。管理者どころか、役員でも責任の持てない役員は結構いるものです。

 私が考えるには、これは急には変えられない難問だと思います。性格・今までの環境等もありますが、この力を備えていない管理者を育てるにはどのような対策を打つべきでしょうか。極端な社員教育不要論もありますが、それさえも、その能力のある人間を連れてくればよいといった最後まで責任の持てない論法が多いものです。

 結局、日頃から計画的に教育するのが現実的な方法で、社員教育には、お金も時間も要し大変ですが、OJTを含め繰り返すより良い方法はありません。仕事をする限り失敗は付き物で、失敗を次に活かせる者が一番育ちます。この失敗を自責の念で反省し、どうしたら上手く行くかを考えてもらうのです。若い内から、これを繰り返しておれば、責任の持てる管理者が出来上がります。

 サラリーマンは、良い上司に恵まれることほど幸運なことはありません。「上司も労働条件」の一つという言葉もあります。そのような良い上司を育てるのも、上司ですので、職場によっては、社長自らが自責の念を持ち、責任の持てる管理者の人数を増やしていく必要があります。


posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 22:36| Comment(0) | 11 所感
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