私は、11月2日のブログで、職場の大奥と題して短文を書きましたが、女性の職場の人間関係は中々難しいものです。私は、最初が大事と思い、一刻も早く名前を覚えることにしました。同僚、目上の人は即座に覚わりますが、58人もいる、一番大所帯の課ですので、部下が大変です。8輪番制で、24時間サービスを提供していますので、会いたくても会えない人も幾人か見えます。中には育休中の人もいます。
私が考えた最初の策は、職場に着くと即、その日の担当表をコピーすることです。時間帯ごとに、誰がどの席に着くかを表にしたものです。これに覚えきれない人の特徴等を記入して復習しました。覚え易いように、人には見せられないようなその人の特徴を自分なりの表現で書いたのです。うろ覚えの時は、休憩室まで追っかけていって話しかけたり、夜勤の人たちの夕食に加えてもらったりそれなりの努力はしましたが、約1週間で全員の名前を覚えました。
私より1年前に赴任していた、以前から知り合いの次長は、全員を覚えようと努力したけどまだ半分も分からない、と私の努力を褒めてくれました。私は、この努力のお陰で、19才の寮生が5人もいた非常に危険な職場でしたが、事故も無く卒業でき、今でも時々は有志を集めて、懇親会を開催してくれています。
一般的に、親しくなり過ぎても、信頼し過ぎてもいけません。しかし、職場においても、ある程度信頼できる人ができないと、淋しいですし、楽しくありませんですよね。その辺を節度を持って、自分なりの基準を作って、意識して行動するようになれば、それが自分を手助けしてくれるものと感じています。
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