昨年末から、現在、1歳2〜3カ月になる雄のペルシャ猫(チンチラ)を飼っている。
最初は、私にはなかなか馴れなかったが、今では向こうから近づいてくることが度々ある。
家族で一番好きなのは同居の孫娘の由侑であるらしい。彼女が入浴していると、浴室の入口の廊下で出てくるのを待っているのである。
4月には、大学生となる孫娘は、夜寝るのが遅いので、夜行性の殿と活動時間帯が合っていることもあるかもしれないが、どう考えてもそれだけではないようである。
「殿」は、ちょっと太めだが、仕草や性格に愛嬌があり、何とも言えない癒しを感じる。近づいてきた時には、捕まえて抱っこして顎や頭を撫でてやろうと手足やお腹や時には尻尾などを捕まえるときがあるが、逃げて行こうと抗うが、その時でも殿は絶対に爪を立てないのである。
考えてみたら今まで一度も爪を立てられたことがない。チンチラは、50万とか30万とか相当に高価なものがいくらでもいるらしい。
我が家のチンチラは、娘が友達の猫屋さんから無償でもらってきたようだ。血統書を付けると30万はするものらしい。
猫屋さんでは、種猫となるオスは、沢山は必要でないので、血統書を付けずに無償でくださったようである。
血筋が良いのか環境が良かったのか、少し臆病ではあるが、非常におとなしい性格である。
時折、ソファーの背もたれの上から、外の景色を眺めているが、何を考えているかは、さっぱり分からない。
毛がふさふさで、寒さには強そうであるので、僕も、あの広い畑で思いっきり走り回りたいと思っているのかもしれない。
今のところ、1カ所のドアーに殿専用の出入り口を設けているだけであるので、ダイニングキッチンと廊下しか居場所がない。
この先15年前後、この2カ所だけでの生活を強いるのも殿にとって最善の生活環境であるとは言い切れない。
家族にそんなことを話すと叱られそうであるが、猫が何を望んでいるかは、猫に聴いてみないと分からないことである。
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