2022年01月08日
戦闘モードに入らない新年
松の内も明けようとしている昨日になっても、一向に戦闘モードに入らない。
私の仕事は、ごく普通の社労士と違って、訴訟や審査請求・再審査請求の仕事が多いので、戦闘モードに入らないと、訴える力の強い良い文章が書けないのであるが、寒さのせいか今一戦闘モードに入らない。
昨日、天気も良いし、13日(木)には、3団体を訪問予定があるので、みよし市にある床屋さんに行くこととした。いつもは、名古屋に行った時の帰りとかに寄ることが多いので、わざわざそのためにだけで行くことはほとんどないのであるが、すっきりして、帰りには好きな定食を食べてくれば、スイッチが切り替わるかもしれないと思ったからである。
ところが、今日になっても一向に様子は変わらない。
日本年金学会に提出した論文の査読が終わり、昨年12月16日(木)に公開審理のあった重要な事件の裁決が出されれば、色々な対応があるので、否が応でも戦闘モードに変わる筈だが、今のところ、めらめらと盛り上がってくるものがない。
丁度、床屋さんに着いた時には、お客様から電話があったのであるが、この要件は、2つの問題共に、私のライフワークにしている問題とは、関係がないので、電話で即答して切りが付いてしまい、戦闘モードへの切り替えには役立たなかった。
最大関心事の再審査請求の審査長である瀧澤泉審査長について、過去の判決例等を調べてみたのだが、その方の傾向とか、基本的な信念のようなものが読み取れなかったことも、戦闘モードに入らない遠因かもしれない。
経歴としては、「裁決例による社会保険法」の著者である加茂紀久男氏と似かよったところがあるが、司法研修所の教官を経験されているところが違っていた。
当然に、学研的であり、筋を通される筈だと期待するのであるが、立場としては、厚生労働省から委嘱されている立ち位置である。
しかし、今までの裁決では、多くの国を負かせた裁決があるのであるが、担当者に電話でお聞きした範囲では、その場合に、国側から、訴訟を提起した事例は、皆無という回答であった。加えて、国側から再審査請求した事例もその担当者の知る限りでは無いそうである。
しかし、私が争っているのは、一個別事件としての問題にとどまらない、制度又は法律の改正を伴う問題である。
そのことは、私の主張から審査長には十分すぎるくらいに伝わっており、例え、立派な人格者でも悩まざるを得ない問題である筈だ。
それを知りながら、近畿厚生局の社会保険審査官が、教示があったとの理由で却下した事件を、実質を重んじて教示はなかったと判断し、再審査請求を受理してくださったのであるから、私としては、どうしても、大きな期待をしてしまう。
受理自体については、2つの考え方があり、私の期待どおり、現在の運用は、どうにも不合理だから改正を要するとの判断がある一方、このように最高裁や高裁までが割れている事件について、類似事件の発生を無くすよう、しっかりとした判断を示す必要があるとの判断も考えられる。
瀧澤審査長が、どちらの考えであるかは、私の調べた資料では分からないが、天命を待つ以外方法がない。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 11:06| Comment(0)
| 11 所感
この記事へのコメント
コメントを書く