2019年09月07日

晩節の研究


今週は、久しぶりに読書の時間を持った。河合敦著「晩節の研究」偉人・賢人・の「その後」である。今年の4月25日第1刷発行であるので、まだ、比較的新しい書籍である。

色々な時代の色々な立場の方30名が選ばれている。時代別では、古代の偉人たちが3名、中世が6名、近世が14名、近代が7名である。日本人が対象であるようだが、渡海してきて日本人になった鑑真も選ばれている。女性は3人しかいない。北条政子、日野富子、及び千姫である。

色々特徴的な活動等が書かれているが、歴史に名を残す偉業を成し遂げた人物も、ほとんどの場合、本当に活躍したのは、ある一定の期間に限られる。人間、良い時ばかりではないから、用心して悔いのない人生を送りましょう、と言いたかったのかもしれない。

その人物の意外な面、偉業、金銭感覚、親子関係、政敵、友人異性との関係などが述べられているが、著者は歴史研究家であるようだがそれにしてもよく調べたものだ。現地を訪れたり大変であったと思うが楽しみながらの著作活動であったと思われる。好きでなければできないことである。

タイトルがタイトルだけに死について多く書かれていることは当然で、それと近い関係にある病気との関係が多く書かれていたように感じた。現代の医学では死と直結しない病でも、当時は、容易に死に結び付いてしまう環境であったのだから当然である。

晩節ともなれば、現代とは異なるので、何らかの病を得て人生を狂わされるのである。そのことは、医学の進歩した現代でも共通することであるので、心せねばならない。人は、油断していると簡単に死んでしまう。

意外だったのは、30人の中に入ってはいるのだが、足利義昭である。義昭についてこれほど詳しく書かれている書物を読んだのは初めてである。今まで持っていたイメージが一転した。

晩節に昔を振り返って、良い人生だったと思えることも大事なことであるが、人はいつ死を迎えるか大病にでもならなければ分からない。人間何といっても健康第一である。今を、健康で日々悔いを残さないように楽しく暮らすことこそが晩節において一番に大事なことである。


今週は、ごく短いですが、これで筆を置き、3県合同の特定社労士能力担保研修3回中2回目研修に行ってまいります。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 09:21| Comment(0) | 11 所感
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