2015年02月07日

読み難い年金法の条文

 先週の木曜日に母の直ぐ下の妹である私の叔母がなくなった。元気であったので、私はこの人は100まで生きると思っていたので残念に思っている。母より2つ下で、母が亡くなってから約2年であるので、丁度母と同じくらいまで生きたことになる。私の祖父(彼女たちの実父)は96歳まで姿勢が良く元気であったので、女性であれば、100歳は決して無理な期待ではないので、93歳は惜しまれる。他人への思い遣りのある優しい人であったので残念である。リフォーム中で少し過労気味であったところ、風呂上りに急に冷気に触れ倒れたと聴く。

 通夜の後で、お寿司をご馳走になりながら立ち話の続きとなったが、私は、年齢の近い2人の叔父の対面に座った。私の仕事のことが話題になったので、私のライフワークは、「不合理な消滅時効の運用について法改正等を国に決断させることだ」と話したことろ、一方の叔父が、「それでできそうか」と聴く。兆しはある旨話すと意外な言葉が返って来た。

 年金法は、改正だらけで分かり難いというのである。私の目的が達せられると、また改正になり、益々分かり難くなると冗談半分にいうのである。私が、「基本中の基本の部分だから、そんなに改正カ所が増えることはない」というと、「いや、基本であれば、これに関連する部分が多いので、多くの関連が出て来る」とおっしゃる。ざっくばらんな人ではあるが頭の良い面白い人であるので、おっしゃっていることは、あるいは本気かもしれない。

 改めて考えてみれば、本当に年金法は改正だらけで、条文自体にも括弧書きが多くて長文が多いので、読み難いことこの上ない。複雑な年金行政について、最初から万全な法律を作ることは難しいし、長年にわたる内容であるので、経過措置を失くして、抜本的再スタートとは行かないのが年金法である。従って、あるいは、今やっていることが最善の方法かもしれないが、先を見据えた改善ができれば、抜本的再スタートも夢ではないかもしれない。

 この叔父は、トヨタ自動車の従業員がまだ3万人にも満たない若い頃、社内で初めて公認会計士の資格を取った人で、法律の専門家ではないが、取締役の重責を何期も務め、退職後も重要な役割を長い間任された人であるので、色々な事を考えた上での当を得た発言であるかもしれない。

 人には色々な話を聴くものだと謙虚さの大切なことを再認識させられた一事であった。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 22:43| Comment(0) | 13 社会・仕組み
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