2014年10月04日

プロ中のプロ

 先週の土曜日 妻の次兄が巨峰の2番生りを持ってきてくれた。 2番生りというのは 袋もかぶせず ジベリング処理もしない関係で、粒が不揃いで、種がある。しかし味が特別落ちる訳ではない。 この次兄は、私の考え方、生き方と一番似ており、私たちに対して親しみ易く行動してくれる。麻雀が滅法強くて、若い頃は向かうところ敵なしであったようだ。囲碁も共通の趣味だが、こちらは私の方が少し強かった。

 この兄は、時折、日帰り小旅行兼昼食会を計画してくれ、西瓜や巨峰は、毎年、定期的に持ってきてくれる。有難いことに、巨峰は、一番生りと二番なりの2回である。いずれも教師をしていた頃の生徒さんが作っているという。作品を味わうと、プロ中のプロの作品であることが分かる。スイカは皮が薄く、極上の味である。巨峰の1番生りは、豊に実った房が実に見事である。見た目も素晴らしいが、味も格別である。これらと比べると私の作品はみすぼらしい限りである。少しでも真似をするなり、出かけて行って教えを乞う方が良いのかもしれない。私の巨峰の苗は山梨からNTT退職時に取り寄せ、記念に植えたものである。

 この巨峰さん、生れは良い筈だが、育ちが悪い。全て私の責任である。最近巨峰に拘っているのが、バレバレであるが、面白いもので、偶然、山梨の新しいお客さんができた。娘さんが証券会社に勤めてみえるそうで、Webで私の行っている業務内容を知り、お母さんに紹介してくれたようである。

 娘から紹介を受けたこと、及びご本人の病歴・経歴等を話され、幻の障害年金の請求に関するご質問をいただいた。この事件に関しては、行政内で未だ定着した考え方に基づく仕事ではないので 1年ほど前から内容の概要を把握してみえる方でも、まだ、契約に至っていない慎重派の方もみえる。しかし、この方も娘さんも、既に、国の運用実態に疑問を持ってみえ、暫くお話している間にすんなり契約に至ってしまった。

 本来は、凄く手間暇がかかるので、どなたの場合も、少し早めに越したことはないのだが、これは、お客様が判断されることだから、私は敢えて立ち入らないことにしている。

 勿論、私は最善を尽くすのだが、最前線の業務内容ゆえ、日々進化しているものもある。新しい根拠、表現方法等を取り入れながら、相手方、審査機関又は裁判所に分かってもらい易いよう工夫をする必要がある。これはQC手法に似ていて、頭の体操にもなり、考えようによっては実に楽しい仕事である。

 従って、幾ら一所懸命に頑張っても疲れを感じない。どんどん齢を重ねているのだが、気持ちも体も、段々調子が良くなって来るのである。この仕事は、現在のところ、私にしかできない部分もあり、一緒に仕事をしている弁護士の先生に懸命に説明しても、中々分かっていただけないときもある。

 しかし、世の中色々で、初めて私の文章を読んだだけで、私のお客様に「これは勝てるよ」と伝えてくださった弁護士の先生もみえる。

 その先生による訴状だと、本文は3枚で、最初の書証も3種類である。審査請求や異議申立てだと、弁論の機会がなく、一挙に分からせる必要があるが、訴訟の場合は、ポイントを主張・立証すれば、後は、被告の主張に対して的確に反論して行けばよい。この方式で行けば、余分な主張をしなくても良いので、非常に効率的である。

 色々な先生のやり方を勉強させていただき有難く思っているが、この先生の手法には、プロ中のプロとしての大きな度量と余裕を感じた。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 14:23| Comment(0) | 11 所感
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