2014年08月09日

ユーモアを解する人たち

 私は、たまたま公的年金の消滅時効問題に係ることになり、必然的に社労士としての仕事も障害年金に関する仕事が多くなってきた。このブログも150本を超え、これに比例するようにお客様の数も増え、様々な仕事に携わって来た。開業以来の約2年10カ月を振り返ると、当初、日本の産業を支える中小企業様のお役立ちを第一の大きな目的に掲げ事業を始めたが、どうも実際の仕事の中身の中心は障害年金に移ってきている。少なくとも、今のところその感がある。

 障害年金に係ってみると、改善しなければならない問題点の多いのに気付く。制度自体の認知度の低さの問題、これに対する政府・保険者の広報に関する姿勢、消滅時効等の誤った法解釈による運用、制度の目的からはずれた形式重視の運用、標準処理期間を遥かに越えた事務の長期間滞留、及び不服申立て制度の公明性・公平性等数え挙げれば切りがない。障害者を取り巻く現実の環境を考えると真に残念な事ばかりだが、改善に向かっているという実感はなく、原因は資金の問題と思われるが事柄によっては、反って後退していると思われる節もある。

 そんな中、私の場合はWeb関連のお客様が多いせいもあるのかもしれないが、活発で積極性のあるお客様が多い。苦しい中、人として、障害者として懸命に生き、生活改善に努力してみえるお客様に接することが多い。自由、名誉をある程度犠牲にした生活保護による公助の体制から、公的年金の受給を受け共助の体制に改善すべく、配偶者への思い遣りの心を強く持ち努力してみえる方もいる。この姿勢を見ると私も連動してリフレッシュされる。メールや、電話、FAX、手紙等要件に一番合った通信手段を採るのだが、時には、お客様と大きな声で腹を抱えて笑い合うこともある。体調の優れない時もあり、当然波は生じるが、時には自作の詩を作って送ってくださるお客様もみえる。

 辛かったこと、苦しかったこと、腹立たしかったこと等色々あった筈だが、私のお客様には、ユーモアを解する人たちが多いので、私も心が洗われる。これは保険者政府の責任ではないが、障害年金に係る初診日証明書(受診状況等証明書)につき、担当医師と依頼者(又は配偶者)及び私との遣り取りをしている内に、依頼者がお亡くなりになってしまわれたケースもあった。これ(思っていた時期の初診日証明)ができないために、遺族年金も受給不可能になり、ごく少額の死亡一時金しか出なかったのである。

 この方は、末期がんであったのだが、糖尿病に引き続く長期の療養につき苦しい中、60歳以降も国民年金の任意加入を続けて来たのだが、配偶者に対する給付を含めても、保険料見合いの反対給付も出なかった。

 数々の不安を抱えながらも相手を不快にさせないよう、極力明るく振舞ってみえた姿勢に頭が下がる。年金とは一つ間違えると怖ろしいところもあり、理不尽で、腹立たしいところも多い。しかし、ここまで入り込んだ以上、途中で逃げ出すことはできない。常に改善を求めて、私自身もユーモアを解する心を忘れず、前向きに毎日を送りたく思っている。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 14:29| Comment(2) | 11 所感
この記事へのコメント
私は今、障害者自身が障害年金を請求できるのか、果たして障害者が自ら障害年金を申請出来るのか、実際、うつ病で付き添っている女性を通しその実態を見て感じて触れての、この障害年金たるものがどんなものかこの女性と共に体感しています。
しかもわたしは今、2014/6/18(木戸先生のお誕生日)宮崎県の宮崎地方裁判所にて弁護士と共に13時過ぎに原告 メイ恵理香
被告 国
、木戸先生の訴状提出  初公判を迎えました。
事件名  未支給年金支給請求事件
そして、2014/09/02火曜日、第二公判を午後1時過ぎから同じく宮崎地方裁判所にて開廷の予定です。
木戸先生のご紹介で同じく戦ってらっしゃる女性とも頼もしい同志仲となりました。
1%を100%で戦ってきます!乞うご期待!!
ねっ、木戸先生!!
Posted by メイ恵理香 at 2014年08月11日 21:11
取材受けます、マスコミ大歓迎!!
Posted by メイ恵理香 at 2014年08月11日 21:15
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