2023年03月25日

論文要旨の再見直し


私は 現在 日本年金学会の 総会発表の論文を執筆中である

4月に選考となるが この選考は研究発表要旨 テンプレート3枚ものが 使われる

私の 発表テーマは 公的年金において裁定前の時効消滅は許されるのか  〜許されるのは老齢年金のみであることについて〜 である

論点としては 行政処分である裁定前に支分権の消滅時効が消滅するか否か と置き換えることができる

この内容について テンプレート3枚で 読者に分かっていただけるように表現するのは非常に難しい

しかし 色々調べてみると 選考は 要旨 3枚であるが 発表用の要旨は 5枚まで許されることが分かった

まず先行されることが大事であるが 総会で発表しこの問題を多くの関係者に 真剣に考えていただくことはもっと重要である

3枚と5枚では 表現できる内容の 幅が大きく変わってくる

当初 事務局は この違いについて 5枚が許される場合を教えてくれなかったが 昨年の 総会に Web 参加して 初めて分かり 少し安心した

学会誌掲載の 論文は テンプレート10枚であるが 10枚あれば相当の内容が織り込める

応募の通知があれば すぐさま完成し 提出すべく 慎重に準備をしているところである

苦しい部分もあるが 楽しい部分も大きい 読者の皆様も 大いに 期待していていただきたい

posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 09:54| Comment(0) | 1 障害年金

2023年03月18日

保険者国の答弁書の矛盾


以前にもブログで紹介しているが 井原毅士生様の事件で 既に支払われている 5年間遡及支給分について 遅延損害金を請求している

これは本来の考え方ではないが 国の解釈運用を 逆手に取った主張である 国がそこまで言うならそうしましょう ということである

端的に言うと これに対して 国は裁定前の 具体的債権となっていない 年金について 遅延損害金を 支払う必要はないと答弁書では主張した

よく平気でそんなことが 主張できるもんだと 不思議で仕方がない

国は消滅時効については 裁定前の 具体化していない 支分権を 時効消滅させている

この債権こそ 会計法が適用になる時期のものであるので 時効消滅には 継続5年間の 権利不行使が必要であるが それがないのに時効消滅させているのである

同じ次元の問題であるが 国は事柄が異なるという

異なる理由として44号判決で 条件(理由)とされている 3つの条件 及び 受給権者の意思で 除去できる 障害は法律上の障害ではないことを上げている

これらの理由については 障害年金では 成り立たないことは くどいほど述べている

しかも 令和4年8月3日の 吉田はるみ衆議院議員の質問主意書では 老齢年金が 繰り上げ支給された場合の 一括受給について 過去の年度に遡って 収入があったとみなされることは 分かりにくく 納得度に欠けるので 一括収入を受けた時の 収入として 取扱うべきではないか と質問しているが 岸田内閣総理大臣は いわゆる支払期説に基づいた答弁をして これを否定している

しかも 令和5年4月以降も その取扱いに変更のない旨 念押ししているのである

国は 原告の主張は 独自の見解であると主張するが 正に 同じことを言っている 岸田総理に対して 独自の見解と言っているに等しい

この消滅時効の取扱いについて 現在の運用解釈が 誤っているのは明らかであるが もっといけないのは 場面によって 自己の都合のよいように 恣意的に解釈することである

国は 公的年金の 管掌者 保険者である立場として 恥ずかしくない運用をしていただきたい


タグ:質問主意書
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 09:20| Comment(0) | 1 障害年金

2023年03月11日

油断大敵 階段降りで尻餅


昨日深夜 お風呂に入ろうと 2階から1階に 移動中 階段を中ほどまで降りたところで 足を滑らせ数段落下した

滑りやすいスリッパを履いおり おうちゃくをして 手すりにつかまっていなかったのが 運が悪かった

お尻と 背中を強打 加えて 左足 親指の付け根 及び 左手肘の受傷である

いずれも軽症で 1〜2週間で治るものと思われるが 思わぬところで 怪我をしてしまった

脊柱圧迫骨折で 腰が痛く まともに歩けなかった時は用心していたのであるが 気分が浮かれており 大きな油断をしてしまった

特別楽しいことがあったわけではないが 被告国からの 答弁書が届き その内容が 想定の範囲内であったことが 心の奥にあったかもしれない

正に油断禁物である 勿論 被告国に対しても心を引き締めて対峙する
タグ:答弁書
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 10:02| Comment(0) | 11 所感