一昨日12月23日(木)から、我が家にペルシャ猫(毛の色の種類はチンチラ)雄1歳(翌日「殿」と命名)が家族同然の扱いで加わった。
末っ子(仁哉、小学校5年生)に弟妹がいないことを娘が考えてのことだが、元々、我が家は動物の好きな家系である。
3人娘が小さい時には、数えきれないくらいの猫を飼っていた。部屋の土壁やドアーは、猫の爪痕だらけ。障子がビリビリであるのは当然、桟までが爪痕だらけの状態で、人が住める状態にするのに相当なお金と年月がかかった。
私の小さい時は、ほとんど途切れることなく、犬を飼っていた。最後は、メリーというセパードで賢い犬であったが、私が中学生か高校生の時、矢作川に泳ぎに行くのに付いてきて、途中で単独で帰路についたのであるが、両手と右足を車に轢かれて重傷を負ってしまった。
息絶え絶えのところ、家族全員に見守られて息絶えたのであるが、それでも気力を振り絞って、私が帰宅するまで生きていてくれた。私の顔を見てから、しばらくして、安心したように亡くなった。
私は、これが余りにも悲しくて、しばらくは、動物を飼うのをやめていた。
ところが、結婚してからしばらくして、合唱団の仲間から、武蔵と小次郎と名付けられたトラとブチの2匹の雌猫を頂いた。
同時期に、クロとチビと名付けた2匹の犬を飼っていたのであるが、この2匹同士が、各々性格が全く正反対で面白かった。
小次郎は、好奇心と冒険心が強く、クロの背中や頭に乗っかって仲良く遊んでいた。一方の武蔵は、警戒心が強く、犬が近付くと、フゥーといって爪を立てる。双子の姉妹であるのに毛並みも性格も全く正反対である。
特に、小次郎は、猫らしくない猫で面白かった。
考えてみれば、うちの3人娘も、3人ともが全く違った性格であるので、似たようなものである。
このチンチラ、初日は同居の孫娘(由侑、高3)が、抱きしめて顎を撫で続けていたが、翌日になると朝食は取ったようであるが、それ以降、夕方になっても姿を現さない。
私は、心配しているが、一番心配なはずの仁哉は、どこかで寝てるんじゃ―ないの、と平気である。
寒いところで寝ていたら可哀そうだというと、チンチラは、毛がふさふさだから大丈夫、むしろ、暑い方に弱いという。
私とは、別居中の数年前には、2匹のチンチラを飼っていたので、案外当たっているかもしれない。
心配してもどうにもならないので、気長に出てくるまで待つとして、大事な仕事が待っているので、私は、そちらに没頭することとした。
屋外に逃げてしまったのではないかと心配したが、どこを点検しても逃げ出せる隙間はない。
案の定、娘が帰ってきて、徹底的に探して、しばらくしてから、21時15分頃、古新聞を置いている3段積みのボックスの一番下が空いており、そこから殿が見付かった。
本人にとっては、安全で一番居心地の良い場所を選んでおり、私も安心した。
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