2021年08月21日

再度の断捨離決断


大正9年生まれの私の母は、捨てることを知らず、何でも溜め込むタイプであった。

亡くなった時に母と同居の弟の片付けに妹夫婦と手伝いに行ったのだが、部屋中に膨大な物が溢れており、片付けるのに3日間を要したことを思い出す。

こうなると、価値のある物とない物を区別している時間もなく、中型のトラックに積み込んで多くをゴミとして捨てた。

母が、趣味として溜め込んだ物がほとんどであったが、それらは、梱包されたままの物もあり、ほとんど生前の母のために活かされなかった。

平成30年2月6日(火)に亡くなった妻も、どちらかと言うと溜め込む方であった。

ところが、妻が亡くなる3週間前から同居した次女は、断捨離の名人である。

同居するにあたっても、コンテナ 2 杯、ゴミ袋 大を100コ以上捨てた。

物を取っておくために、タンスや入れ物を買って、わざわざ部屋のスペースを狭めて、かつ、大事な物とどうでもいい物をうまく整理しないので、いざ使う時にはすぐ出てこない。

これでは物を何のために保管していたのか、全く意味がない。

物は必要最小限に限定し、用途別 集中保管を徹底すべきで、今頃になって再度の断捨離を決断した。

長女等からは、早くエンディングノートを書くように言われているので、丁度良い機会である。49歳の長女でさえ、一人娘のために書き終えているというのだから、弁解の余地はない。

仕事の物から、日常生活必需品、大工道具やその材料等、片付けなければならない物は満載である。

先ずは仕事の物から片付けなければならないが、分類するだけでも大変である。極力、PDF データに変換し、検索を容易ならしめるファイル名を付け、クラウドに保管する必要がある。

実際にやってみると、大分類、中分類、小分類と整理し、書類等を区分けするだけでも大変である。次女から早く片付けるよう頼まれているのは、仕事以外の物の方であるが、開業社会保険労務士としては、優先順位は仕事が一番になってしまう。

物覚えが悪いせいで、今使っている書類でさえも、パソコンと机の周りは、山積みである。

同時に作業できるのは、一つの仕事しかできないのであるから、机の周りには、それだけを置けばすっきりとするのに、未だにそれができていない。呆れるばかりである。

断捨離を教えてもらい、毎日うまい料理を作ってくれる次女には大変感謝しているが、そうかと言ってこの片付けの優先順位について次女の希望には答えられない。

せめて、できるだけ効率的に、次女の希望分を含め、早く実現することで勘弁してもらうこととする。

posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 10:22| Comment(0) | 11 所感