2020年04月11日

「正義の味方は俺だよ」と言ってのけた弁護士


先週のブログで、障害年金支分権消滅時効事件(未支給年金支給請求事件)を共同受任している弁護士の先生から予定していた第3回口頭弁論が急遽延期になったお話をした。今日の話は、この弁護士に依頼する前の弁護士の話である。

私が本人訴訟支援をしている岡崎市のお客様が、主治医からうつ病が重度であるので入院を勧められており、色々な事情で本人もしばらく入院して心身ともに休めたいとおっしゃるので、この事件の最適任の受任弁護士を探していた。

オンブズマン経験豊富でその道では、ある程度名の通った原告と同じ市のS.S弁護士に電話し、事件の概要を説明したところ、「面白そうな事件ですね」というので、受任の可否をお聞きしたところ、事務所に事件の概要等を説明に来るよう言われ話が進んだ。

原告本人と連絡を取り、日時の調整後その弁護士の事務所を訪ね事件の概要及びポイントを説明した。

この話は、民法は勿論、年金法及び行政法が絡み、弁護士でさえ中々理解していただけない場合が多いのだが、流石にオンブズマンを長年やっていただけあって、理解は早いし、攻めどころは当を得ている。

話の途中で、他の弁護士の話になり、その弁護士は、「正義の味方ですね」と私が発言したところ、S.S弁護士は、「正義の味方は俺だよ」と自身満々である。

ところが、事件の詳細を聞いた正義の味方は、「この事件を引き受けるとしたら、通常の4倍はもらわないと引き受けれない」と言い出したのである。

この4倍が、着手金のことなのか、成果報酬のことなのか分からないが、事件の困難性と面倒さを考えて、受任を拒否したものと思われる。

しかも、この正義の味方は、約2時間の相談料として、2万円を振り込めという。当方は、法律相談に来たのではない。法律相談に来たのであれば、それくらいの料金は許容範囲である。しかし、当方は、事件を受けてもらうために説明に来ているのであり、通常、そこに多少の相談的要素は入ったとしても、事件の依頼説明に相談料を請求する弁護士は居ない。

因みに、その後、全く別事件であるが、もっと大きな有名な事務所を受任とは切り離して相談として訪問しているが、約1時間の法律相談料は、1万円と消費税であった。

しかも、こちらの弁護士の判断は的確であり、理路整然と分かり易いものであった。一方、正義の味方のS.S弁護士は、こういう考え方もある、こう攻めることもできると一般論ついて、勝手に発言するだけで、何の責任もない自己満足の発言でしかなかったのである。

遠方から、二人して訪ねて行ったのであるが、何の役にも立たず、2万円も払わせられ、気分を害したのみであった。

このような経緯があり、先週述べた弁護士に受任していただいたわけであるが、この先生は、亡夫の障害年金を診断書なしで勝ち取り、その権利に基づき当初予定した遺族年金を勝ち取った経験のある先生だけあって、私の考え方を十分に理解していただき、効果的な第2準備書面に仕上げていただけたのである。

しかも、この訴額は3000万円を超えているので、通常の着手金だと本人は払えないところ、法テラスを利用して、極めて低額で進めていただけ、しかもこの手続きは、全て事務所でやってくれたのである。

結果、誤ってはいないが、弁護士の選択を誤ると、二重三重の苦労を味わうこととなるので弁護士の選択は、慎重の上にも慎重になすべきである。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 12:41| Comment(0) | 11 所感