2018年01月27日

綱渡りでの名古屋高裁控訴結審


昨日 14時00分からの名古屋高裁第5回期日は、危うく不成立になるところであった。時刻になっても、控訴人本人が来ないのである。 少し前に、日時の確認と今回は印鑑を持参するよう依頼したところであったが、身近な人がお亡くなりになり気が動転して失念していたようである。

何分で来られるかを聞いたところ、30分との返事、書記官に相談したところ、ギリギリ待てる時間とのこと。結果 14時35分に本人が到着し、期日は無事終了した。

既に14時45分からの遺族年金の不支給処分取消請求控訴事件の関係者が続々と法廷に入りきれないほど入廷していたがなんとか 45分少し前には、予定の第5回期日を終わらせることができ、一挙に緊張が緩みほっとした。

これが不成立になると、折角巡り会った行政事件についても、公正な判決を下すことで有名な藤山雅行裁判長が判決文に名前が記されない可能性があったのである。

私の得ている情報では、同裁判長は来年退官と聞いていたので結果判決が4月11日14時30分と決まったので、昨日の期日が成立した今でも3月を過ぎているので、その辺は具体的にどうなるかは定かでない。

しかし私の見る限り 右陪審及び左陪審共に公正な判断をしてくれそうな方たちであるので、私はこの裁判を大事にしてきたのである。

振り返ってみれば、第3回期日においても、控訴人本人及び私がともに交通渋滞に巻き込まれ 約15分間遅刻したのである。こんな経験は初めてだったので 車の中から担当部署に電話して、現況を伝えると共に到着予定時刻をお知らせし、取るべき道をお伺いしたことがある。

こんなにヤキモキしたことはない。これ以上は懲り懲りだと思っていたところ再演である。深く反省しているが、人間、どんなに大事なことでも忘れることはあり、健常者でもそうなんだから、くどくなっても構わないから、前日に電話で確認すればよかったと反省しきりである。

裁判所には勿論のこと、国の指定代理人にも申し訳なく思ったが、準備書面では 国がこんなことを言っていいのか、というくらいのことを平気で主張する国の指定代理人にも、辛抱強く待っていただき誠にありがたく思っている。

今回主張の控訴人の準備書面の内容は、いわばタブーとされてきた「基本権の時効援用を国が放棄している面」等の究極の問題にも触れ、この問題が根の深いものであること等についても十分説明を加えた。残念ながら、肝心な部分については、被控訴人からの反論はなかったが、先ずは、この判決に一番の関心を寄せているところである。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 16:44| Comment(0) | 1 障害年金

2018年01月20日

突然の報酬追加支払い希望のお客様


本日は 4年ほど前に受任した方からの昨日の電話予約による突然の訪問を受けている。名古屋市にお勤めであった方であったが、公務上災害について障害等級の認定変更の経緯に納得がいかず、弁護士に委任されていた事件につき、私が準備書面の一部を作成し、お手伝いしたことのあるお客様である。

本日のご用件は 数枚の文書を私に読んでほしいとのことである。しかし、本当の目的は別のところにあったようで、最近、地方公務員災害補償基金愛知県支部審査会に棄却された事件での本人訴訟支援を受けてほしいとのご意向のようであった。

以前受任し、受任弁護士の作成した準備書面につき、一部弁護士の先生が不得手な部分について文書を作成し、相応の報酬を受け取っているが、それでは支払いが足らないとのことで勝手に追加支払いにみえたとのこと。

私も開業以来6年強で、色々な経験をしてきたが、こんな経験は初めてである。それも半端な金額ではない。消費税を除けば、私が受領済みの金額の10倍である。受領については、金額も分からない内に、丁重にお断りしたのだが、最近、私の受任した事件とは無関係のところで何か嬉しいことがあったようで、是非とのことで、置いて行かれた。

最近のリフォーム、次女の家族との同居、及び 一部訴訟救助の申立てが棄却されたお客様への訴訟費用の立て替え等、資金不足の状態であったので、今回相談事案とは無関係である旨の説明もあり、これがご本人の希望というのであればということでありがたく受け取ることにしてしまった。

私は、業務の継続中のお客様から季節の頂き物をすることはしばしばあるが、このように何年も過ぎてから当時の報酬の追加の支払いをするためにわざわざ訪問してくださるお客様は初めてである。

このような状況下、お金の事もありがたいことではあるが、私の作成した書類や応対について、満足して頂いていたということが分かったのが一番嬉しいことであった。

これからも、お客様に信頼され、感謝されるような仕事を継続したく、勇気をいただいた次第である。

本日は、18時から、隣組の忘年会。しばし、仕事のことは忘れ、おしゃべりをしてきます。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 15:03| Comment(0) | 11 所感

2018年01月13日

仕事始め 本格的にスタート


一昨日13:30には、大阪高裁から未支給年金支給請求上告受理申立て事件の却下命令が書留郵便で届き、嫌々受け取った。実は、普通郵便でも既に「通知書」がポストに入れられており、先の書留を私が受領しない場合も、民事訴訟法107条3項により、送達されたものとみなされ不利益を受けることがある旨の警告文が来ていたのである。

私は、先の書留を受け取ると、大阪高裁の判決が確定してしまうものと思っていたのだが、前回の、訴訟救助の申立ての時と同じで、この却下命令の文書の発送日から5日以内に、この事件に係る「許可抗告申立書」が大阪高裁に届けば、取り敢えず確定しないことが判明した。

全く偶然の幸運で、私が、当初の方針どおりに、先の書留を受領することは「お客様のためにならない」と受領を拒否していたら、否応なく、理不尽な大阪高裁の判決は確定していたのである。

昨日は、東京高裁第17民事部から電話があった。提携予定先でお願いしていた事件での平成29年11月30日敗訴判決に対する控訴審について、私を民事訴訟法第60条の補佐人として許可する旨の嬉しい連絡をいただいた。

控訴人本人は、本来、引き続き、控訴審及び上告審を争いたかったのであるが、着手金の工面ができず、弁護士委任は断念された経緯がある。従って、私が赤字覚悟で本人訴訟の指導・相談業務として引き受けたのである。この補佐人は、社労士法に基づく補佐人ではないので、この部分の報酬はゼロである。

許可が下りたとはいえ、書類を直接私がやり取りするには、控訴人本人の署名・押印と送達場所及び送達受取人届出書の提出が必要とのことだが、これは何の問題もない。有難いことである。

この事件については、控訴理由書の提出期限が2月5日(月)までとされたので、控訴理由書の提出期間の50日は、控訴状が東京高裁に届いた時から既に始まっていたことになる。今から準備して、しっかりした書面を提出したい。


このような状況下、非常に残念な事態が想像される出来事もあった。以前から私の健康を気遣い、宮崎のおいしいものや栄養のある特産物を季節ごとに沢山送って下さっていたお客様への年賀状が、一昨日「…あて所に尋ねあたりません」との朱色のゴム印が押されて帰ってきたのである。

暫く前に、住所変更の連絡をいただき、従来、娘さんのご家族と同居してみえたのをお一人で暮らされる旨お聞きしたところであった。その少し前には、原因不明で倒れられたとのお言葉もあったので、もしやと思い、メール送信や携帯にも電話したが、いずれも不通であった。

おそらく、この状況では、残念ながら、お亡くなりになったとしか思えない。勿論、障害年金の支分権消滅時効問題のお客様であるが、私と出会う前の年金事務所での対応に、悔しい思いをされており、この問題の解決に大きな期待をお持ちであったと容易に想像できるので、私としても、言葉に表せないような心境である。

厚労省の担当者やほとんどの下級裁判所は、責任を持った対応をしていないのであるから腹立たしいが、我慢強く、私自身も健康に留意して、勝つまで争う以外に道はなさそうである。

今年も裁判を中心とする仕事が続きそうである。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 09:55| Comment(0) | 1 障害年金