2017年03月25日

瀬戸会分派


一昨日、瀬戸電報電話局電話運用係長時代の前任者T.S様から電話があった。珍しいことにゴルフの誘いである。私は5月中旬頃までは忙しいので5月下旬なら参加できる旨返事をしたところ、未だ、私が参加しても3名だとのことだが、この話を進めたいと言われる。

今一人のメンバーは2〜3年に1回程度開催している瀬戸会のメンバーで T.Kさんだと言う。前回の瀬戸会の折にゴルフの話が出たようである。できれば4名でプレーしたいとの話は即座に一致したが、先ずはゴルフ場の選定である。 近くて余り高くないところということで探すことになった。

私が一番近いゴルフ場は貞宝カントリーである。強い希望があった訳ではないがT.S様もそこで良いという。次はもう一人のメンバー探しだが、瀬戸会の常連では年齢のこともあり現役プレイヤーがほとんどいない。T.Kさんが女性であったので、瀬戸会メンバーでなくても良いのでT.Kさんに女性を連れてきてもらったらどうかとの提案をしたところ、その(案)で進めることになり、本人に打診してくれた。

しばらくして電話運用関係では参加できる人が見付からないとの連絡を受けた。誰か適当な人はいないかとの相談を受けたがやはり常連メンバーでは見当たらない。今まで瀬戸会には参加していないが、今後、誘っても良いのではないかとの候補に挙がっていた一人にY.M様がいる。この方は私の後任でありT.S様とは、業務上直接関係はなかったのだが、勿論、知らない人ではない。

その(案)で打診してみようとはなったが、話を持ち掛けるにも、電話番号も分からないという。瀬戸会の女性側の幹事役を務めてくれている地元出身のN.Mさんが知っているのではないかと話したところ、それ以後は全てT.S様が調整をしてくださり4名でプレイができることになった。

無事メンバーが決まってみると、オールNTTでも前例のないようなメンバー構成になっていた。T.S様は、私の前任者、 Y.M様は私の後任者である。同じ職位の連続三代の者が、約40年後に、同組でゴルフのプレーをすることなど一度も聞いたことがない。しかも、T.Kさんは、私が着任した時には、既に旭営業所に転出していたが、全員が電話運用課のO.B・O.Gで揃ったのである。

これも、いつもながらこまめに幹事役を務めてくださっているT.S様がいて成り立ったことで、ご足労に感謝している。この方は国家公務員でいえば上級職採用の方で御実父も、旧国鉄の幹部であったほどの、いわゆる家柄の良い方で、上級職採用でありながら極めて人柄の良い方である。何事にも、いつも労を惜しまず動いてくださる。

当時を思い起こせば、T.S様の行っていた施策で「ありがとうございます運動」というものがあった。電話運用は、少し前まではDSAと言って、市外通話の接続によって収入を得る最前線の現場であったが、電話交換の自動化が進み、電話交換業務の過渡期になっており、私が転出する頃には、これをスムーズに遂行することは、労使共通の重要課題になっていた。

こんな中、私は前任者が頑張った功績を形に残そうと、この「ありがとうございます運動」を業務研究という業界雑誌に投稿した。結果は佳作で、全文紹介はなく、テーマと投稿者の所属氏名等のみの掲載であったが、そのことはT.S様もご存知である。私がなぜこれを投稿する気になったかというと、青木雨彦というコラムニストがいて、偶然、瀬戸に立ち寄った時に104に電話をしたそうである。その時に応対した電話交換手の態度が非常に気持ち良く、しかも終わってから「ありがとうございます」と言われたと著書に書かれたのである。

青木さんに言わせると、「私は困っており、電話をかけたい方の電話番号を教えていただいただけで、これに対して何の料金を払っていない」というのである。今でこそ電話番号案内は有料で、結構高い料金設定であるが、当時は無料であった。

この運動の基本的な考え方は、無料といえども、かけたい先をお聞きになる方は、次にほとんどの方が有料である電話をされる訳で、先を見越したこれらの一連の行為及びその人に対して、「ありがとうございます」と感謝しているのである。

瀬戸の電話交換手が皆が皆このような感動を与える応対ができる訳ではない。勿論、応対者は分かっているのだが、異常に機転の利いた頭のいい 交換手であったのだ。運も良かったのだが、この一言がNTT (当時は電電公社)を代表する行為になってしまうのだから、顔の見えない電話の応対というものは怖いものである。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 15:40| Comment(0) | 12 交友

2017年03月18日

国の詭弁を許す下級審判決


いつものことで、おかしいと思うのは障害年金に係る消滅時効の裁判所での取扱いである。国は、消滅時効に関する民法の規定「消滅時効は、権利を行使することができる時から進行する。」(民法第166条1項)を、自ら引用して、障害年金の支分権(母権である基本権に基づき月々支払われる具体的債権)が裁定前でも進行し、時効が完成すると主張している。

おかしいというのは、国は、少なくとも厚労省は、障害年金については、裁定請求時には、権利行使できないことを十分に知っているからである。

この民法の規定の立法趣旨は、消滅時効は権利不行使の状態が継続することを事実的基礎として認められるものであるから、いまだ権利が行使できる状態になっていない時に消滅時効が進行するのは適当でないからである。

これを対比すれば、ほとんどの方は即座に国の主張の矛盾に気付く筈である。国は、権利行使できない時は、時効が進行しないという規定を用いて、詭弁を弄して権利行使できない期間の障害年金を時効消滅させているのである。

以前も紹介したが、私はある弁護士に、「裁判の書面には、過激な言葉は使わないよう」指導を受けたが、その時の実例「虚構」(弁護士の言い替えはフィクション)よりも、「詭弁」の方が過激性は強いと思われるが、今後私は、敢えて「詭弁」を使っていきたく思っている。

この国の考え方が実際に運用されているから、障害認定日から5年(正確には5年1ヵ月)を越えて裁定請求が遅れるとその受給権者は時効が完成しているとされた期間分の不支給を受ける。

障害年金については、難しい問題があり、数百万円の請求や時効中断よりも、秘密の方が大事だと言われる方が時たまみえる。世間の偏見や差別をお感じであるからである。

従って、国の判断で一方的に支給制限を解除せよとまでは私は言わない。しかし、裁定請求遅れに、やむを得ない事情があり、支払いを希望する方には、裁判まで持ち込まなくても、行政が実情を確認するだけで支給すべき性質の年金である筈である。

なぜなら、国の主張も、国を勝たせている下級審判決も、時効の完成の説明・理由に詭弁を弄して裁定請求時には権利行使できない障害年金を、権利行使できると断言しこれを断行しているが、これは中学生でも分かる誤判断で、社会正義にも反するからである。

この単純明快な道理が頭の良過ぎる方たちには分からないようであるので、今後私は、名古屋高裁及び大阪高裁において、既に(案)を公開したように、人証をもってこの矛盾を頭の良過ぎる方たちにも分からせようと決意している。

受給権者の権利を護るべき厚労省や公正を保証する最後の砦である裁判所で、本来の使命が守られていなければ、社会秩序の根幹が崩壊する。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 13:49| Comment(0) | 1 障害年金

2017年03月11日

障害年金消滅時効問題の潜在需要は計り知れない


過日、神奈川県平塚市のS様から電話を頂いた。障害年金の遡及支給分の国の運用にどうにも納得がいかないと言われる。そこまではっきりと言われるのだから、勿論、受給権者ご本人ではない。ご本人は奥様で、色々な事情があったことと思われるが、何とかしたいと、地元の有名な衆議院議員に相談したり、地元の弁護事務所に相談したそうだが、これが理不尽との思いを理解していただくことはできなかったようである。

その後、私のブログや新聞記事を目にして、名古屋高裁の判決文を読まれて納得されたとのことで、私の事務所を訪問したいとの申し出を受けた。概要をお聴きすると、平成17年の裁定通知であるので、残念ながら、この場合、私の考え方によっても特別な行動を起している事実のない場合は、消滅時効が完成していることになることをご説明した。

従って、ご自分の利益は、ここでほぼ断ち切れになったのだが、それでもなお、私の事務所に来たいと言われる。この方は、まだお勤めのようで、今月30日(木)が休みだから、私の予定を空けてほしいと言われるのである。

電話では、余り長くはお話しできなかったので、来られる目的は不明である。なおかつ何か方法はないかを確認するためか、この運用は許されることではないのでなんとか改善したいのか等、今のところ全く分からない。

いずれにしても私にお断りする理由はないので、来訪をお待ちすることにした。

問題は、弁護士事務所でもこの運用の違法に気付かないことである。以前別件で、同じく相談に行った法律事務所に難色を示されたのだが、進めるとしたら私と一緒に進めたいとの代替案を示されたお客様もみえたが、今回は、結果、断ち切れとなったようである。

受給権者は、初めて裁定請求に行って、「実は、5年遡及以前分は時効消滅しています」といわれるのだから、少し道理を重んじる人であれば、おかしいと思うのが当たり前であると私は感じる。

従って、私より前に、抗議活動を続けてみえた方には、共感を覚えるし、最大限の応援をしたくなる。そのようにお考えの方は、幾人もおみえで、その代表格が、昨年12月27日東京地裁お試し提訴の第1号の方である。

この方は、考えられる先には、不合理・理不尽である旨を、手紙、FAX、電話等で諦めることなく長年続けられており、ある日私の朝日新聞の記事「私の視点」を見付けられたのである。

世の中色々で、数百万円の請求や時効中断よりも、秘密の方が大事であると判断しておみえのご家族やご本人もいる。従って、私は、無差別に今の運用を改めよとは言わない。しかし、受給を希望される方には簡単な手続で、裁定請求遅れにやむを得ない事情があると認められる場合は、迅速的確に権利救済させるべきというのが私の考え方である。

ところが、現実を見ると、ほとんどの下級裁判所が国に肩入れし、経験則や論理法則に反した判決を平気で下している。これらの判決理由を見ると、老齢年金の場合には、何とか筋が通るのだが、障害年金については、あり得ないようなとんでもない推論となっている。

受給権者本人には、難しい理屈は分からないと思われる。しかし、受給権者のほとんどの方は、働いて収入を得ることもできない経済的弱者である。それでも、大雑把な損得勘定くらいはできる人が大半で、この不合理を知れば、私も私もと潜在需要は表面化する筈である。

そうは言っても、直接普及活動自体狭き門であるので、今の私は、同業者である社労士に普及活動を拡げていただきたく模索している。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 09:06| Comment(0) | 1 障害年金