2020年07月11日

賭博行為 「娯楽の延長線」


本日の日経新聞 30面 社会欄 には 黒川前検事長不起訴に 賭博行為 「娯楽延長線」という記事が 左上 片隅に 約8 cm × 17 cmくらいの 枠内で掲載された

私は 少し甘いかもしれないが この記事に対して 全くの違和感がない

検察界の ナンバー 2である 検事長が コロナ禍で 騒いでいる中 新聞記者と 麻雀をしていたということに対しては 非難されて 然るべきと思っていた

しかし これを 犯罪かどうかという視点で見ると 極めて疑わしい この検察の判断に対して 弁護士等から再審査請求等の異議が出るかもしれないが 私はその必要はないと考えている

地検は いろんな事件で 不起訴の理由を明らかにしないことが多いが この記事を読む限り その理由をある程度明らかにしている

当初 常習賭博などの疑いとされていたが 詳しくは常習賭博 賭博 贈収賄 の疑いで弁護武士や市民団体から告発されたのである

地検は 賭博容疑は起訴猶予 常習賭博容疑は犯罪が成立せず 常習賭博容疑は嫌疑なし と判断した

地検によると 黒川前 検事長ら4人は任意の事情聴取に対し いずれも 賭博行為を認めた

不起訴とした理由については 賭けられた金額は多額ではなく娯楽の延長線だった 黒川検事長は辞職し 報道機関の社員らも 社内処分を受けたと説明した

地検などによると 1000点を 100円に換算する点ピンと呼ばれるレートで賭け麻雀をしたとされている それぞれ1万円~2万円程度の現金のやり取りがあったという

賭け麻雀は 約3年前から 同様のメンバーで繰り返され 月1、2回程度の頻度だった

黒川検事長は新型コロナウイルスの緊急事態宣言期間中に賭け麻雀をしたことを報じられ法務省が5月21日内規上の訓告処分とし 翌22日に辞職した

弁護士や市民団体が東京地検に刑事告発した

朝日新聞社報道部は10日 「本社員の行いは 極めて不適切でした 皆様の信頼を損ねたことを改めてお詫びします」とコメントした 産経新聞社報道部は 「記者倫理や行動規範を徹底させ信頼回復に努める」とコメントした

世の中色々な方がおみえになり 例えば 私の若い頃の話だが 私の 母方の 在所の跡取りである 消防署に勤めながら 百姓を継いでいた長男は 同僚が 勤務中に 麻雀のメンバーを組む話をしていたと 真剣に非難していた会話を思い出すが 私に言わせれば これくらいのことはコミュニケーションの 一つだと思っている

そのせいかどうかは分からないが 私は この地検の判断については 身内を庇ったのではなく 公正な判断であったと 納得している
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 10:39| Comment(0) | 13 社会・仕組み

2020年07月04日

未だに来る 障害年金支分権消滅時効の相談


本日は土曜日であるが 2件の来訪 相談者がいる そのうちのお一人は 上記の相談である

問題が問題であり 一般の人は 基本権と支分権の独立についても認識していないのであるから ご本人は 国の運営自体の 不合理に気付いていない 従って相談者は 母親の事件についての 息子さんからの相談である

偶然市内の方であるが 私に相談の電話をかける前には 年金事務所にも 相談に行ってみえる

年金事務所の担当者は この問題の 本当の問題点を 知ってか知らずか すでに時効消滅している旨の 誤った 回答をしている

息子さんは法律に関する専門家ではないが 行政処分である裁定の前に 時効消滅している などといった おかしな説明に 疑問をお持ちなのである

私を どのようにして知ったかは お聞きしてないが 私の考え方に影響されることなく 自らの発想として この国の運用はおかしいと 思われているのである

改正施行民法の 民法第166条1項は 明文の規定として「権利を行使することができることを知ってから5年間」 に改められている

障害年金について 権利を行使することができることを知ることができるのは 裁定請求をして 障害等級が認定され その通知があってからであることは 誰しもが 認識していることで これを疑う余地はない

そうすると 現在の 年金決定通知書に係る時効消滅した旨の付記は 誤った通知がなされていることになるが 年金事務所は これに関する質問に対して 整合性のある回答ができないのである

障害年金という 重大な権利について このような運用をしていては もはや 福祉国家とは 到底言えない
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 12:33| Comment(0) | 1 障害年金

2020年06月27日

ゴーンショック


私はこの手の本はあまり読まないのだが 朝日新聞取材班(経済部、社会部)による 幻冬舎(20200515)刊 ゴーンショックをごく一部読んだ

読んだ部分は 目次 真っ向対立(82頁) 異例の保釈(95頁) 日本で 死ぬか出て行くか(336頁) 公平な裁判を(372頁) 弁護団の当惑(383頁) もうひとつのストーリー(395頁) あとがき(406頁) 参考資料 である

私には400ページを 越えるこの種の本を 読んでいる時間はない

注目点は色々あるが 主な点は 朝日新聞が 組織を上げて 取材した 取材能力と 弁護士の実力により どれくらい 結果が異なってくるか 及び 裁判所が どこまで 公平な 裁判をするか であった

最初の弁護人 ヤメ検の大鶴基成は 2019年1月24日 ゴーンが ルノーの 後ろ盾を失い 事実上解任された 

次に就任する 弘中惇一郎 は無罪請負人 と呼ばれるほどの 刑事事件の 凄腕の弁護士で 趙有名な多くの事件で実績を上げている

同じく 高野隆 は 刑事弁護界の レジェンド と 言われているほどで 前者と比べると地味な事件ではあるが 40件ほどの実績を残している 英語が堪能で憲法論理から構築した理論的な主張を展開した

性格もやり方も異なるこの両者を取り持ったのが 主任弁護人の 河津博史のようである

有罪率99.4%の 我が国では このような困難な事件で 無罪を勝ち取るには 実力のある 弁護士に 依頼しないと ほとんど不可能であることは 予想される

しかも 裁判の世界でも チェリーピッキング (都合のいいシ事実だけを選んで出す) が頻繁に行われ 色々攻防が続くこととなる

逃亡を実行に移させたのが 長期間の拘留なのか 有罪率99.4%の側面であるのかは定かではないが 余生を自由に生きたかったことだけは否定の余地がないであろう

この行方は 主人公の 思わぬ逃亡劇で 幕を閉じた感じであるが マスコミ媒体を 通した舌戦は今後も続きそうである

私が関係する 行政訴訟においても 裁判の 公平性については 明らかに 保たれておらず ゴーンの この選択も 公正な裁判が期待できないことが 違法な逃亡を正当化する 一つの 口実にされてしまっている感じがする

刑事にせよ民事にせよ 絶大な権限を持つ裁判所には 国民から 信頼される 公平な判断を 切に期待する
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 15:00| Comment(0) | 13 社会・仕組み