2019年12月14日

家庭用蓄電池の設置


昨日、太陽光発電による電気を有効に利用するための家庭用蓄電池設置の契約を締結した。主な契約内容は、6.5KWの蓄電池と容量460ℓへのエコキュートの交換である。

今までにも2〜3回は、その旨の提案は受けていたのだが、投資メリットが見出せず見送っていた。

一方、オール電化にしながら、バッテリーを備えていない状態は、片手落ちで不満もあったのである。

今回の業者の提案の概要は、次のとおりである。

1 バッテリーの価格をメーカー協賛で30万円の値引きをさせていただく。(需要見込みが明確で、増産が控えられているので、まだまだ、バッテリーの値下げは見込めない)

2 エコキュートの価格を仕入れ値で提供する。

3 メーカー保証に加え、最長15年間の長期保証をする。

4 施行保守自社自営で10年間の無料点検を実施する。

5 15年間の提携ソーラーローンの金利は、1.7%/年適用で行える

これで試算すると、毎月のローンの支払額は、約1万4千円/月、売電価格が48円/KWHから8円/KWHに下がる等による損失見込み額約2万1千円/月(ほぼ確実な電気料金の値上げ、及び現状維持の場合のエコキュートの保守費を含む)、電気代の安い時間帯に充電し、高い時間帯にそれを使う等によるメリットは、約3千円/月である。

上記によると、概ね、1万円/月の節約になり、更に、利便性が向上することが明らかとなった。

利便性の向上メリットも見逃せない。主な点は、次のとおりである。

1 エコキュートの位置をアイランドキッチンの近くにすることで、湯が出るまでの待ち時間が短縮すること。

2 現在370ℓの貯湯量が460ℓに変わること。(増量90ℓは、90°C
換算であるので、実質180ℓ増のイメージ)

3 浴室と通話できる操作盤がLDK内に移せること。

4 災害等による停電時に11〜15h 自動切り替えにより100VAC電源が使える。

ソーラーパネルについては、約10年前に12枚を設置し、約5年前に13枚を増設しているが、パネル自体の不具合は皆無(20〜30年は持つといわれているが、実績がないので不詳)である。しかし、エコキュートについては、基盤が劣化してきており、1〜2週間に1度程度エラーが発生し、その度に夜中に5分間以上待ちリセットをしており、不便を感じていたのである。

偶然の電話勧誘であったが、信用できそうな業者の提案に出会い、導入後丁度10年というタイミングともマッチしたので、即決契約となったのである。

消費生活アドバイザーから一言

一般的に、訪問販売業者には気を付ける必要があるが、時として、こんなラッキーもある。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 15:08| Comment(0) | 7 NACS

2019年12月07日

単純明快にすべき障害年金に係る行政の運用


先週の記事内容について、あるお客様から、次のようなコメントをいただいた。

「いつもお世話になっています。

障害者の障害等級は、誰かが認定しなければ決まらないと思いますが、行政行為が事実行為だとすると、障害等級を認定するのは、行政ではありませんよと言っていることになるのでしょうか?だとすると、いったい誰が障害等級を認定するのでしょうか?ここらへんで、行政の言っていることはおかしいと思います。

間違えていたら、すいません。」

通常に考えれば、おっしゃるとおりの疑問が生じます。素直な疑問で、その疑問が生じるのは国の推論におかしな点があるからだと私は考えます。だからこそ、私は、同じように考えれば、年金事務所の職員が説明もできない理屈は間違っていると断言したのです。

障害年金の認定は、裁定という行政処分で行われており、現在は厚生労働大臣(以前は、社会保険庁長官)が行っています。

国の説明では、これは単なる確認行為で、裁量権はないとしています。私は、裁量権のないのは、老齢年金だけで、障害年金には裁量権があると主張していますが、今のところ、裁判所までが裁量権はないとしています。

障害認定基準には、幾重にも、「総合判断」があり、厚労省の公表資料でも、著しい地域格差が認められ、3年間の平均不支給率が12.5%もあったのですから、裁定に裁量権のあることは明白です。

なぜ、こんな不合理な運用になってしまったかを考えると、平成7年11月7日の本村年金訴訟上告審判例にその旨の表現があるからです。しかし、それは、通算老齢年金について書かれた部分であり、障害年金とは事情が異なるのですが、裁定に係る規定が同じであるので、頭の固い裁判官は、異なる理由は見い出せないと判断してしまうのです。

規定に根拠を見付けるのであれば、裁定に係る規定ではなく、支給要件に係る規定の違い(国年法26条VS30条)を確認すべきなのですが、これが、高裁で「裁定には裁量権はない」と判断されてしまうと、実質的には、これを覆すことは不可能に近いのです。我が国では三審制を採っていますが、民事訴訟では実質二審制と言っても過言ではない現状なのです。

この事件で、私が問題にしている年金決定通知書への時効消滅した旨の「付記」ですが、仮に、国が主張するように、裁定と切り離して行われた場合でも、担当した国家公務員は法に従った行為しかできないので取扱要領等に基づき行っていることとなります。

その取扱要領は、厚生労働大臣の意思そのものであるので、この行為が行政処分でないなどと言ったことは法律的解釈としてはあり得ないことです。

従って、これらの行為は、不服申立ての困難な障害者に対して国が行う姿勢とは言い難く、一人でも多くの職員が、改善の必要性を感じてほしいところなのです。


本日は、社労士の日(12月2日)の記念事業として行われている無料相談会に出掛ける。愛知県社労士会では、先週と今週の土日で、各支部2〜3カ所で行われているが、成年後見については、2年前から(今年で3回目)各支部1カ所に限定して実施している。

私の所属する三河中支部については、他の会員に任せて、私は今年も三河西支部(刈谷市アピタ会場)の応援である。時間に余裕があれば、現場の様子をfbに投稿させていただく。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 00:37| Comment(1) | 1 障害年金

2019年11月30日

裁判における争点のずれ


私は、障害年金支分権消滅時効の問題について、本題(支分権の時効の起算日及び弁済期の法解釈誤り)と入口論(本題に対する異議申立ての却下の違法)について、国と争っており、昨日は、後者の第3回期日であった。

3回目になっても、争点そのものの認識がずれており、原告、被告及び裁判官の3者で肝心の争点が合致していないのである。

昨日は、民事訴訟にしては珍しく、その点について、少し話し合いの時間が持て(通常、提出書類の確認とそれぞれに対する陳述、及び次回期日の選定で終ってしまうことが多い。しかし、時折例外もある。金沢地裁のK.F様の事件では、次回期日は、進行協議期日である。)、その意味では有意義であった。しかし、一番大事な争点について、未だこのような状態であることに不安を覚えた。

被告だけであれば、わざとずらしていると考えられなくもないが、裁判官までが、本題に関する消滅時効の成否の有無が、本訴えに関係していると思われるような確認のための発言があったのである。

この裁判では、国家賠償法に基づく損害賠償の形式を採っていて、その損害の原因は、国家公務員の違法(本来受理すべき厚生労働大臣に対する異議申立書を違法に却下したこと)にあるとする訴えである。

そこで争点となっているのが、遡及5年を越える年金について、年金決定通知書に付記された裁定の内容である時効消滅している旨の記載の行為である。

原告は、社会保険審査会の見解に基づき、その付記は、裁定の一貫としてなされたもので、行政処分性があると主張しているのであるが、被告は、時効消滅は単なる事実行為だから行政処分性がないと主張しているのである。

時効消滅自体を裁定とは切り離して単独で捉えれば、事実行為であることに相違ない。しかし、原告が訴えていることは、裁定と同時一体不可分のものとして唯一の例外もなく行われている「付記の行為」に対する違法である。

詰まり、この付記の行為には、行政処分としての厚生労働大臣の意思が含まれており、行政処分性のある事実行為であるので、行服法の対象となることは明らかであるのだが、その争点そのものに対する認識でさえ、3者間で合致していなかったのである。

しかも、社会保険審査会は同じ問題を受理しており、関係事項については、文献を引用して十分に説明しているにも拘らずである。

障害年金支分権消滅時効の問題は複雑であるので、訴状の中では、本題との関係について分かり易く説明しているのであるが、裁判官でさえ、本題の消滅時効の成否が本訴と関係していると思っていたようであるから不安は消えない。

本題については、色々な事情があり、色々な考え方があるので、本訴とは全く関係せず、本訴はあくまで、入口論について違法な却下を問題にしている旨を明確にできた点では、昨日の期日は有効であったと評価できる。

次元の低い話ではあるが、私が関係した多くの行政訴訟に関する裁判をその観点から見てみると、肝心な争点がすれ違ったまま、原告敗訴の判決が出されている事件が思い返される。こんなことはあってはならないことと思うのだが、元裁判官であった弁護士の先生にお聞きすると、現実には、誤った判決はいくらでもあるようである。これが本件に関する裁判の実態である。
posted by 326261(身にロクに無い:身に付いていない:電話番号!!) at 17:18| Comment(1) | 1 障害年金